年中まで続いた登園拒否!3つの対応で改善!

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毎朝「保育園に行きたくない」と大号泣して登園拒否を訴える子ども…

幼稚園ではなく保育園なので、親は仕事をしている状況。勤務時間が差し迫っている中、毎日ぐずって泣かれる姿を見るのが本当に辛いです。

3年間通っていた保育園でしたが、2年目あたりからポツポツと登園しぶりが始まり、ついには登園拒否に。
園の玄関先に到着すると毎日全身を使って号泣。「嫌!行きたくない!」と主張していました。

・周りの保護者の冷たい目線…
・約3年間ずっと同じ調子の我が子に、あきれ顔の保育士さん…

親の私もとても疲れてしまい、いつまで続くの?と辛い状況でした。

そんな我が子ですが、私が対応の仕方を変えてから少しずつ登園拒否がなくなり、年中後半からは泣かずに登園できるようになりました。

もちろん徐々に…という感じで、日によっては嫌がる日もありましたが。
2年半(2歳半~5歳まで)続いた登園拒否がうそのように、年中さんの冬あたりから全く登園拒否をおこさず楽しく通えるようになったのです。

今回は、そんな年中まで続いた登園拒否に効果のあった対応の仕方をご紹介します。

原因:子どもにとっての「良い方法」と逆の対応をしていた

毎日、忙しい朝に登園しぶりや登園拒否をおこされると、親の私たちもどうしたらいいのか困ってしまいます。

特に仕事をしていると、親御さんは「遅刻してしまう…」という焦りからイライラしちゃいますよね。

私も、時間に追われながらも座って頑なに動こうとしない子どもを、無理やり床から引きはがすようにして連れて行く日々に正直とても疲れていました。

もちろん最初は優しく声掛けをします。

「大丈夫だよ。仲良しの〇〇ちゃん待っているよ。」
「園のお部屋に行ったら楽しいよ。たくさん遊んできてね。早く迎えに来るからね。」
という感じで、とにかく前向きな言葉をかけるのですが一向に効果なし。

わたし
わたし

いつまで続くの?と、だんだんイライラしてしまい怒鳴ったこともあります…

この前向きな言葉だけを掛けている例は、登園しぶりや登園拒否に悩んでいる親御さんに共通しているやり方ではないでしょうか。

いや、当然そういう言葉をかけますよね。前向きな気持ちへ誘導して早く気持ちを切り替え、行きたい気持ちにさせようと親も頑張ります。

しかし、実はこの対応の仕方が、登園拒否を長引かせる原因の一つでもあるのです。

うちの子の場合は、これで反動が大きくなっていきました。

対応①:子供の気持ちを理解して受け止めてあげる

では、どんな方法で登園しぶりや登園拒否になってしまった子どもと向き合うべきか。

まずは、子供の「保育園(幼稚園)が嫌だ。行きたくない。」という気持ちを受け止めてあげることが大事だったのです。

一見して良さそうな前向きな言葉掛けは「お母さんは、私の嫌な気持ちを分かってくれない。」という感情になり、反動がどんどん強くなります。

うちの子供の場合は不安が強く敏感なタイプで、何か新しい事や久しぶりに園で取り組むカリキュラムの時に拒否反応がすごかったです。

まだ、自分の気持ちを言葉で言い表せない時期は苦戦しましたが、だんだんと嫌な理由を自分で伝えてくれるようになり、親も理解ができるようになってきました。

「運動遊びが嫌。」
「男の先生と追いかけっこするのが嫌。怖い」
「お父さんと一緒に行くのが嫌。」

こういう場合は、行きたくない明確な原因があるので「保育園楽しいよ。運動遊び、鬼ごっこ、すごく楽しそう!ママもやりたいな。」などと、
親が前向きな言葉を掛けても、子供はそれが嫌なので「保育園へ行きたい。」という気持ちはなりません。

そして、その前向きな声掛けで何とか家を出てしぶしぶ園へ行っても、その嫌な行事やカリキュラムはやらなければいけませんよね。

そうすると子供は「やっぱり嫌だった。やりたくなかったのに。全然楽しくない。」「(楽しいよと言った)お母さんの嘘つき。」という気持ちになってしまうのです。

まずは、その嫌な気持ちを理解して受け止めてあげましょう。

対応②:「保育園に行きたくない」に共感する言葉を掛けること

実際に私が実行した、子供に寄り添う言葉掛けは

「嫌だよね。気持ち分かるよ。お母さんもお仕事嫌だよ。」
「お母さんと一緒にいたいよね。お母さんも〇〇(子供の名前)と一緒にいたいな。」

という感じで、とにかく共感する言葉を掛けるようにしました。

え?これ逆効果じゃない?マイナスな感情に共感するの?と思う親御さんもいるでしょう。

そう思った方は、是非自分自身のことに置きかえて考えてみてほしいと思います。

例①
例えば、自分が仕事をしている中で、苦手な分野や嫌々ながら重責なプログラムを任されたとします。

本音は「嫌でやりたくない仕事」という個人的な感情があるため、当然その仕事を完結するまでは「行きたくない」気持ちになってしまう方も多いでしょう。

そんな後ろ向きな感情でいる時やプレッシャーを感じている時に、上司や同僚に「これぐらい出来るよね。楽勝でしょ!」などと、サラっと言われたら何だかスッキリしない感情になりますよね。
あなたは楽勝でもこちらは苦手分野なのよ…みたいな。苦笑

例②
育児でもそうです。

お母さんやお父さんが、ワンオペ育児で頑張ってて、本当に疲れている時に「もう育児疲れた。仕事と家事育児の両立が辛い。」という気持ちになっている状況があるとします。

そんな時に理解のない周りの人や配偶者から「ワンオペ育児?仕事と両立してる人なんていくらでもいるよ。お母さん(お父さん)なんだから、弱音はかないで頑張って!」と言われたらどうでしょうか。

当然その通りなんですが「今はその言葉は聞きたくない。ワンオペ育児の大変さをこの人は全然分かってない。」と悲しい気持ちになりますよね。

そんな時に掛けて欲しい言葉は「仕事、大変そうだね。いつでも相談にのるよ。」や「両立しながら、一人でワンオペ育児は大変だよね。」という共感の気持ちからくる言葉です。

女性は特にそういうタイプが多いと思うのですが、否定しないでただただ話を聞いてほしい時、共感してほしい時って誰でもあると思います。

子供も同じなのです。

「保育園に行きたくない。運動遊びが嫌。」という理由で登園拒否をしたら、まずは「そうだよね。嫌だよね。」と、その気持ちを受け止めてあげて共感する事が大切なのです。

新学期は特に、新しい環境に戸惑い緊張して登園しぶりや登園拒否をおこしてしまう子どもが必然的に増えます。大人も新しい職場に行く時は緊張しますよね。

その「嫌」という気持ちを受け止めて、理解してあげる共感の言葉をかけてみましょう。

対応③:泣きたくなった時は、泣いてもいいよと伝える

うちの子の場合は、本当に全身を使って全力で暴れ、泣きわめいて登園拒否を訴えていました。その姿は、まるでイヤイヤ期の2歳児。

年中さんは園の中では先輩クラスですが、駄々をこねている体の大きな子供のようにしか見えなかったです。汗

そして5歳にもなると、人の共通認識で「大声で泣きわめく姿=恥ずかしい」の考え方が一般的で、周りの人もあんまり寛大には見てくれませんよね。
(スーパーで寝そべって駄々をこねている子どもが分かりやすい例です。)

でも本人は、その気持ちをコントロールできないので、恥ずかしい気持ちよりも泣きたいほど嫌な気持ちが優先になり、周りを気にせず大声で泣いてしまいます。

「自分で泣きたい気持ちを我慢できない」
「周りにどう見られても恥ずかしいという気持ちにならない」

そんな我が子の様子をみて、これは今の段階で泣くことを完全に止めることは難しいと判断しました。

そこで私は、
まずは「大声で泣くことを我慢してみる」ということを、子どもに分かってもらうように伝えることから始めました。

子供がちょうど5歳の誕生日を迎えるタイミングで

「あなたは今日から5歳。保育園の中では、お姉さんの年中さん。泣きたい時は泣いてもいい。でも、もう5歳のお姉さんだから、大声で泣かないでシクシク泣くようにしてみよう。」

泣きたいときは、こっそり泣いてみて。お母さんも〇〇(姉)もどうしても泣きたい時は、こっそり静かに泣いているんだよ。だから、〇〇(本人)も泣きたい時はトイレや人がいない所でこっそりと泣いてみて。」

私なりに、5歳にも分かりやすく・納得しやすく・寄り添っている言葉を探りながら、こんな風に伝えてみました。

「泣くことを我慢する」これは、教えなくても年齢と共に、自然と分かってくる子どもが多いかもしれません。

でも、我が子にはそれを言葉で伝えていかないと、もしかしたら理解ができないのかもしれないと思いました。

「大きいお姉ちゃんが大声で泣くと、周りの人はびっくりするんだよ。」
「だから、泣くことを我慢する練習をしてみよう」
「どうしても泣きたい時は、シクシクと静かに泣いてみよう」

ということを、言葉にして理解してもらおうと実行しました。

これから小学生、中学生になっても、泣きたくなる時は誰でもあります。
もともと性格が泣き虫な子に「絶対泣かないで」と言っても難しいので、まずは、こっそりと静かに泣くということから、少しずつ泣きたい気持ちを我慢するように繋がればいいなという思いから、こう伝えました。

まとめ

今回の話はすべて私の実体験です。「子どもの登園拒否に疲れた。もう年中さんだけど、この後もずっと続くの?」と絶望し、半ば諦めながら試してみた対応の仕方です。

まとめると

①子どもの「行きたくない。」という気持ちを受け入れること。

②子どもの目線にたって「あなたの嫌な気持ちは分かっているよ。嫌だよね。」と共感する姿を見せること。
そうすることで、子供は少しずつ気持ちが落ち着いていきます。その後、タイミングを見ながら「じゃあ、〇〇ちゃんと遊んでこようか」と前向きな言葉をかけてみるといいですよ。

③大声で泣くことが我慢できない子に「泣きたい時は泣いてもいいから、こっそりと泣いてみよう」と泣きたい気持ちに共感すること。
泣いてもいいんだという安心感から、徐々に大声で泣くことを我慢する方向へ誘導することを目指しましょう。

我が子の絶望的な登園拒否はこの3つの方法で乗り越えました。

少しずつ自分の感情をコントロールしようと本人なりに頑張って、泣かなくなることでお友達が遊んでくれて楽しみが増え、徐々に落ち着いていったという感じです。

登園拒否に悩んでいる親御さんに、この対応の仕方を試してみてほしいなと思います。

どちらにも共通する、子供の気持ちを否定しないで受け止めてあげる・共感することがポイントです。

育児の悩みは本当に尽きません。大変ですが、一緒に頑張っていきましょう。


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